
「ポートフォリオを作ったのに、書類選考で落ち続ける」
デザイナー転職を目指す方から、こんな相談をよく受けます。
私はWeb制作会社で採用担当を5年間務め、累計500人以上のポートフォリオを見てきました。正直に言うと、9割のポートフォリオには「もったいない共通点」があります。
逆に言えば、その共通点を避けるだけで、書類通過率は劇的に上がります。
今回は、採用担当の目線から「選ばれるポートフォリオ」の作り方を徹底解説します。未経験からの転職を目指す方にこそ、読んでほしい内容です。
■ なぜポートフォリオで落とされるのか
まず、採用担当がポートフォリオを見るとき、何を考えているかをお伝えします。
私たちが最初に見るのは「この人と一緒に働けるか」です。スキルの高さは二の次。もっと正確に言うと、スキルは「足切りライン」を超えていればOKなんです。
では、何で差がつくのか。
それは「仕事を任せられるかどうか」の安心感です。
デザインスキルが高くても、コミュニケーションに不安がある人は採用しづらい。逆に、スキルは発展途上でも「この人なら成長してくれそう」と思える人は採用したくなります。
ポートフォリオは、その「安心感」を伝えるためのツールなんです。
■ 採用担当が最初の10秒で見ていること
正直に言います。
ポートフォリオを隅々まで見る時間はありません。1人あたり、最初の判断は10秒程度。そこで「詳しく見たい」と思わせないと、次に進めないんです。
では、最初の10秒で何を見ているか。
1つ目は「ファーストビューのインパクト」。トップページを開いた瞬間の印象です。ごちゃごちゃしていたり、古臭いデザインだと、そこで興味を失います。
2つ目は「作品のサムネイル」。パッと見て「クオリティが高そう」と思えるかどうか。サムネイルが雑だと、中身も期待できないと判断されます。
3つ目は「情報の整理」。何の作品があるのか、すぐにわかるか。カテゴリ分けや導線が整理されているかを見ます。
この3つで「足切り」が行われます。
■ 選ばれるポートフォリオの5つの条件
ここからが本題です。
500人以上のポートフォリオを見てきた中で、「この人に会いたい」と思わせるポートフォリオには、共通する5つの条件がありました。
【条件1】作品数より「深さ」を重視している
【条件2】制作プロセスが見える
【条件3】ビフォーアフターがある
【条件4】自分の役割が明確
【条件5】ターゲット企業を意識している
それぞれ詳しく説明していきます。
